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摂食機能の訓練方法

間接訓練

  • ご家庭で間接訓練を行うときの参考のため、HPに訓練法を掲載します。
  • 必要な間接訓練は患者さんの状態によって異なります。必ず専門家の評価を受けてから行ってください。
  • 訓練法は、金子芳洋先生の「食べる機能の障害(医歯薬出版)」がオリジナルです。詳しくはそちらをご参照ください。


脱感作療法

  • 心理的か身体的か、どの部位に過敏(拒否)が存在しているのかを確認。
  • 過敏が残っている間は、これを取ることに専念する。
  • 訓練の順序は、最も正中に遠いところから始め、徐々に正中へ移行する。
  • しっかり圧をかけ、刺激部位を動かさず長時間続ける。
  • 手のひら全体を肌にしっかり圧迫するように当て、手をずらしたり離したりしない。
  • 食事時間以外の時に行う。
注意!
  • 過敏がある部位は、脱感作療法に専念しましょう。
  • 過敏がある部位に、これ以降の間接訓練を行うと、過敏が悪化する場合があります。
  • 過敏が取れてから、これ以降の間接訓練を行うと良いでしょう。

鼻呼吸訓練

  • 食物を口腔内で処理し嚥下するまでの間は、口呼吸をすることはできない。普段口呼吸を行っている児には、鼻呼吸の訓練を行い、実際の食事の時間に呼吸の協調ができるようにする。
  • 鼻呼吸の確認→口を閉じさせて、鼻の前にティッシュや鼻測鏡などを当てて確認する。
  • 顎と口唇を介助したままの状態で鼻呼吸を促し、はじめは数秒から、徐々に時間を長くしていく。
  • 食事以外の時間に行う。
  • 鼻疾患による口呼吸の場合もあるため事前に確認する。
注意!
口の中に手を入れる訓練では、感染予防のためにグローブをしましょう。

嚥下促通訓練 ガムラビング

効果

  • 嚥下運動の誘発
  • 口腔内の感覚機能を高める。
  • スプーン咬みを減らす。

方法

  • 事前に口腔内を清潔にしておく。
  • 食前に行うと、一口目のむせや誤嚥のリスクを減らすことができる。
  • 過敏の存在する部位には行わない。
  • 口腔内を上下左右4分割し、顎は閉鎖した状態で行う。
  • 人さし指の指腹を歯と歯肉の境に置き、中心から末梢に向かってリズミカルにマッサージする。
注意!
ガムラビングは脱感作ではありません。刺激を入れる訓練です。

バンゲード法の注意点

  • 食前に、1日1~2回行うのが最も効果的である。
  • 1回の訓練時間は5~10分程度とし、長時間行わない。
  • 毎日行う。
  • 訓練時、顎は閉鎖して行う。
  • 口唇訓練は、口輪筋の位置を正確に把握する。

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口唇訓練1

口輪筋を筋繊維の走行に対して直角に縮める。
上下唇をそれぞれ3等分し、1/3ずつ指で口唇を厚くつかむ。

口唇訓練2

口唇と歯肉の間に人差し指を入れ、口唇を外側にふくらます。
上下口唇をそれぞれ2等分で行う。口唇を引っ張らないように

口唇訓練3

人差し指の指腹を赤唇部にあて、上唇は鼻の方へ、下唇は下方に押し下げる。
分割は、それぞれ3等分にする。口唇は、内や外にめくれないようにする。

口唇訓練4

人差し指の指腹を外形線(赤唇と皮膚の境目)に置き、前歯を軽く押さえるように押し下げ(上げ)る。上下それぞれ3等分で行う。下唇を行う場合は、上顎前歯に下唇をかぶせるように行うと良い。

口唇訓練5

オトガイ筋を軽く20~30回たたく。

頬訓練

  • 人差し指を頬の中央部に入れ、外側にふくらます。
  • 頬筋が硬くなっている人には、人差し指と親指でゆっくりもみほぐす。

舌訓練(口外法)

  • 顎は閉じた状態で、顔を下前方に向けて頸部の筋肉を緩めておく。
  • オトガイ部下部のすぐ後ろの部分をまっすぐ上に押し上げる。
  • 頭部はしっかり固定して、まっすぐな状態にしておく。
  • 刺激が確実に伝わっていれば、指を突き上げたときに口腔内で舌が上下に動いているのが観察できる。

出典:金子芳洋編著 食べる機能の障害 医歯薬/出版 1987 より引用一部改編